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あゆむ亭

あゆむ亭

いつも急いでた
満開の桜さえ君の目には入らない

なにを急いでいるの?
もう少しゆっくり歩こうよ

いつからだろう?
並んで歩かなくなったね

そんなに急いだらヒールの靴じゃ追いつかない
せっかく新しい靴を履いたのに気づきもしないんだね

もう側にいなくていいんだね
そんな気がしてた

桜の前で言ったさよならが
君に会った最後だったね

今でも桜を見ると思い出す
不思議そうにあたしを見つめる君の顔を


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